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時代小説に夢中

池波正太郎「幕末遊撃隊」は明治維新へのタイムマシン

去年2022年秋から幕末に関する時代小説を読んできた。 会津藩に興味を持ったことから始まった幕末ものも、ひとまずこれで一区切りになる。 そして、幕末の名剣士、伊庭八郎を私は知らなかった。 代々にわたる心形刀流の道場で、江戸でも名流とうたわれた剣家…

新年あけましておめでとうございます

2023年もよろしくお願いします。by タロー 新年早々、ネタに困ったので、タローに登場願いました。 昨年は1年半ぶりにブログを再開することができて、自分でも驚いています。 優しいブロガーさんたちとの再会、新しい出会いをありがとうございます。 みなさ…

【2022年私のベスト本】池波正太郎「鬼平犯科帳」

「鬼平犯科帳」はテレビ時代劇でお馴染みの方も多いかと思います。 私は時代劇を観ていないけれど、名前くらいは知っていた。 2021年11月に池波正太郎を読むようになってから、「鬼平犯科帳」はタイトルが何となく手に取ろうとする気にならず、やっと手にし…

搬送先が決まるまで2時間、救急隊員の優しさに頭が下がる

私が担当している最高齢者は99歳で一人暮らしの女性。 主な症状は腰痛で、週1回の整形外科への通院と、近くのスーパーに週2回ほどの買い物を自分でしているのだ。 とても気丈で、しっかりされていて、「爪の垢をください」とずうずうしくお願いしたこともあ…

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターを3Dで鑑賞

アバター2 前作「アバター」公開から約13年振りに、続編の「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」が公開されました。 世界興行収入歴代1位だそう。 公開2日目の12/17(土)に観てきましたが、満席でした。 前作を観ていなくても、内容を忘れてしまっていて…

斎藤一を知りたくて、浅田次郎「一刀斎 夢録」を読んでみた

一刀斎・・・後ろから読むと斎藤一(知らなかった!) 斎藤一と言えば、人気アニメの「るろうに剣心」でもお馴染み、映画では江口洋介が演じていて、知っている人は多いと思う。 最強と言われ、恐れられた、新撰組三番隊組長。 どうして斎藤一を知りたいと思…

明治維新の影に、気高く生きた会津藩の人々の物語「修理さま 雪は」を読んで

会津落城の早朝、運命が一変してしまった会津藩の人々を主人公にした連作7編です。会津藩と言うと、15歳前後の武家男子を集めた白虎隊の悲劇が思い浮かんでしまいますが、史実に基づいた7人のお話は涙なしでは読めないものでした。 「修理さま 雪は」藩主…

ブログ継続のために、トイプードルのタローに出てもらうの巻き

トイプードルのタロー生後3か月 ひょんなことから、黒トイプードルのエイトくんのブログを拝見することになった。 まぁ、可愛いったらない。 読書の記事は、なかなか進まないこともあって、そうだ!私もタローに助けてもらおうと思い立ったのでした。 タロー…

池波正太郎「火の国の城」を読んだら、加藤清正にぞっこん

「火の国の城」は、池波正太郎の忍者シリーズ「忍者丹波大介」の続編。 私は知らずに1番最初に「火の国の城」を手に取ってしまったけれど、面白く読めました。 前作の「忍者丹波大介」は、豊臣秀吉の死から関ヶ原合戦までで、「火の国の城」はその5年後から…

「今どきの若い者は」なんて、決して言うまい

メガネを買い足した。 そして先日、お手頃価格のzoffへ行った。 zoffのお兄さんが、「ルミネカードのキャンペーン期間なので、入会すると10%offになります。」と教えてくれた。ルミネはそこそこ来るし、普段も5%offで使える。1400円浮いたらランチ代になる♪…

藤沢周平の短編集「夜消える」の(踊る手)は教科書に載せたい

藤沢周平と言ったら、多くの作品が映画にもドラマにもなっているので、知らない人はいないと思う。 映画だけでも 「たそがれ清兵衛」(2002年 配給:松竹 監督:山田洋次 出演:真田広之、宮沢りえ)「隠し剣 鬼の爪」(2004年 配給:松竹 監督:山田洋次 出…

私の時代小説作家

2021年4月、宇江佐真理の短編集「深川恋物語」から始まった時代小説愛。 前回も書いたが、宇江佐真理を読みつくしてしまう前に、他の作家を探して山本周五郎をみつける。 この2人の作家を読んでいるうちに、澤田ふじ子、北原亜以子も読むようになる。 2021年…

心揺さぶられた、山本周五郎「さぶ」

宇江佐真理の時代小説にハマって、次々に読んでいて不安になった。 それは、また読みつくしてしまったらどうしよう。 あとに読めるものを確保しておきたいと、そわそわ。 そして、他の作家で時代小説を探そうとネットで調べたら、”不朽の名作””時代小説の金…

時代小説にのめり込んだきっかけの作品は、宇江佐真理の「深川恋物語」

1年半振りの更新になります。 その1年半前の記事にも、さらっと紹介したのですが、改めて、読んだ本を記録に残そうと思いました。 深川を舞台にした、市井の人々の切ない想いを描く、珠玉の短編集。 第21回吉川英治文学新人賞候補作。 単なる恋愛ものでは…

本が面白すぎてあっという間の1か月半

せっかくの電車通勤なので、本を読まなければもったいない。 そう思って、自分の本棚から取り出した2冊。 田辺聖子「ジョゼと虎と魚たち」 2003年に妻夫木聡と池脇千鶴主演で映画化されてたけど、去年はアニメ映画になっていたから、もう1回読んでみたくなっ…

通勤電車であれこれ考えるの巻き

5年ぶりに大阪以来の電車通勤をしている。 すごく目についたのが、リュックを前に背負う(前だから背負うとは言わないかな)人、人、人。 電車に乗るとき、リュックは前に抱えるって知っていましたか? 5年前まで大阪で電車通勤をしていたけれど、リュックを…

パワーハラスメントは慣れてしまうものなのか

4か月半ぶりに仕事復帰します。 体も頭も、ゆっくりし過ぎてしまって、戻れるのかしらん。 これ程のんびりした時間はコロナのせいでもある。 人生でこんなに、ゆっくり時間を取れたことは初めてなのに、友達に会っておしゃべりを楽しむことも、旅行もできな…

大宮で道に迷ったら、女子高生が優しくてハグしたくなった

確定申告の相談で、さいたまスーパーアリーナへ行ってきた。 確定申告で、さいたまスーパーアリーナ。 「うっせぇ、うっせぇ、うっせぇわー」を歌うAdoさんは、将来の夢が”さいたまスーパーアリーナでコンサートをしたい”って、今朝のTV番組で言っていた。 …

「邂逅の森」を読んで、もののけ姫の世界が蘇った(追記)

今回「邂逅の森」もブロガーさんの影響で手に取ってみた一冊。 この数年は自分に読む体力というか、気力と言うものが失われていたため、小説らしい本は読めていなかった。 先日の「火花」と一緒に古本屋で買い求めたが、実は「邂逅の森」は手に取ってみると…

Zoomで研修とグループワークを初体験した

私の仕事は研修がつきもので、資格も既定の研修を受けないと更新ができないという、地位の低い資格となっている。反して合格率は低く、昨年2020年は17.7%だった。国はケアマネジャーを無くそうとしているとしか思えないな。 いけない、不満爆裂になってしま…

又吉直樹様、今頃「火花」を読みました

偶然かな、花火の栞がついていた 賞を取っている作品はどういうわけか手が伸びない傾向なのです。いつか読めるだろうと思いつつ受賞から6年目にして、ブロガーさんの影響で読む機会を得られました。 古本屋さんで買った文庫本はとても綺麗で、付いていた栞…

電気屋の店員さんの神対応に、対面は必要であるということ

読者登録をさせてもらっている「somewereborntosingtheblues」さんの記事を読んで、そうだ!私も嬉しかったあの店員さんのことを書いておこうと思った。 somewereborntosingtheblues.hatenablog.com 仕事上どうしても受けないといけない研修がある。コロナの…

【読書歴】初めての文庫本は、壺井栄の「二十四の瞳」だった

最初に文庫本を手に取ったのが小学5~6年生のとき。 家に一人きりで時間を持て余していた時に、ふと目についた文庫本。 母が本好きだったので、母のものだったのか。 何となく手に取ってみた文庫本が、壺井栄の「二十四の瞳」だったのだ。 引き込まれて一気…

映画「ラビング 愛という名前のふたり」を観て、アメリカの歴史を変えられるのは愛しかないということ

久しぶりにプライムビデオで映画を探した。 特にこれっ!というのがなく、迷って決めた映画だったけれど、なぜ、今まで私はこの映画を知らなかったのだ。 gaga.ne.jp タイトルが良くないのではないか?(原題はLoving)主人公夫婦の苗字がラビングで、確かに…

バスの運転手さん、「大声を控えてください」とアナウンスをありがとう

記事内容と写真は関係ありません(栃木県内にあるパン屋さんのペニーレインで) いよいよ一都三県に緊急事態宣言が発令された。 発令される前日に私は所用(面接)で、また大宮へ出かけていた。 駅からバスに乗ってまもなく、40歳前後のサラリーマンが3人…

引っ越しで思い切り断捨離をしたのに、鬼滅の刃全23巻を大人買いしてしまった

長年、捨てられなかった文庫本やコミックスたち。 今回の引っ越しでは思いきった断捨離の対象として、200冊くらいが消えた。 ネットで引き取ってくれるところを探して、段ボール箱2箱を送った。 重い段ボール箱を運ぶことを考えると、配送のお兄さんが取りに…

ヤマ場も戦場シーンもまったくないのに、泣き過ぎた反戦映画「TAKING CHANCE」

アマゾンプライムのリストをざっと眺めて目についたのが、凛々しい姿で映っているケビン・ベーコン主演の「TAKING CHANCE」。 紹介文はと言うと イラクで戦死した19歳の海軍兵士の遺体を自宅まで護衛するという任務に 志願した主人公は、任務後に人生を一変…

映画「ブランカとギター弾き」を観て血の繋がりも何もないところでの絆の強さに心打たれる

夜10時半、観たいテレビもない、寝るにはちょっと早い。 アマゾンプライムで映画でも観ようかなと探してみた。 ウォッチリストに登録しておいた映画が、今は観たい気分ではない。 最近やたら眠たくてできれば0時には寝たい。 で、みつけたのが上映時間77分の…

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映画「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」を観て、やはり人種差別問題は教育が大切

子どもは物心つくときに、人を差別することはないはず。 近くの誰かが差別している言動をみたり、教えられて育つことが問題なんだと思っていた。 この映画は、それを証明してくれた。 奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ 奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ (字幕版) 発…