夜10時半、観たいテレビもない、寝るにはちょっと早い。
アマゾンプライムで映画でも観ようかなと探してみた。
ウォッチリストに登録しておいた映画が、今は観たい気分ではない。
最近やたら眠たくてできれば0時には寝たい。
で、みつけたのが上映時間77分の「ブランカとギター弾き」。
作品と監督:長谷井宏紀
フィリピンを舞台に、スラムで暮らす孤児の少女・ブランカが母親をお金で買うことを思いつき、盲目のギター弾き・ピーターと共に旅に出るロードムービー。
二人でいれば、悲しみは半分。しあわせはたくさん。夏の果ての街角を、愛の歌が通り抜けていくー©2015-ALL Rights Reserved Dorje Film
この映画は写真家として世界中を旅する長谷井宏紀氏が、日本人初となるベネチア・ビエンナーレ、ベネチア国際映画祭の出資で製作した長編デビュー作品。第72回ベネチア国際映画祭でソッリーゾ・ディベルソ賞、マジックランタン賞を受賞している。
映画を観るのは大好きだけれども、監督とか賞とか詳しくない。
日本人で初めてヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭の出資を得て製作され、各国でさまざまな賞をとっていると言うのだから、興味津々である。
感想
親に捨てられた10歳の少女ブランカは、窃盗や物乞いをしながら段ボールハウスで寝泊まりしているストリートチルドレン。生まれながらにして盲目のギター弾きのピーターとの出会いで、ブランカに少しずつ変化が現れるようになり、もう盗みはやりたくないと思うようになる。決してハッピーエンドとは言えないのに、フィリピンの美しい画とブランカの歌声、ピーターのギターの音色、二人の絆に胸が熱くなる。久しぶりに余韻に浸れた映画でした。
ブランカを「お姉ちゃん」と慕う同じような境遇の男の子セバスチャンが可愛いのであるが、監督はセバスチャン他多くの出演者を路上でキャスティングしている。
その辺についてはこちら↓
コロナ禍で心がすさんでいる中、癒される映画でおすすめです。
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