金鑚神社は、埼玉県北西部に立つ御嶽山(みたけさん)の麓に鎮座し、標高300メートルほどの御室山(みむろやま)をご神体としている。
拝殿だけで本殿は無く、原始信仰の形を今に残している。
古くは自然環境を神体としていたものが、時代と共に本殿や諸々が建つようになり商業化しているというようなことが、司馬遼太郎の「街道をゆく」にあった。
たまたまSNSを見ていたら、日本に3つしかない、山がご神体の神社の一つが埼玉県にあるというので驚いた。
同じように歴史ある神社は、ほかに長野県の諏訪大社と奈良県の大神神社(おおみわじんじゃ)の2つのみ。
素戔嗚尊 (すさのおのみこと)
金鑚神社の創始は「景行天皇41年(111)に日本武尊が東国遠征の折に、倭姫命より授けられた草薙剣とともに携えてきた 火鑽金(火打金)を御霊代として山中に納めて、天照皇太神と素戔嗚尊の二柱の神を祀ったことによる」と伝えられている。(歴史)
さあ、これから山を登っていきます。
30分ほどだけれど、けっこうキツイという口コミがあったので、それなりの準備で出かけてきましたよ。
はあはあ言いながらも、山の気、木々の気、鳥のさえずりに囲まれて、自然のパワーが助けてくれます。
神社から約400メートルほど登った御嶽山の中腹に、幅5メートル 高さ9メートルの平らな岩肌がみられる。 紅鉄変岩スレ肌という およそ9000万年前の岩断層活動の跡で、断層面が出来るときに強い摩擦力で 岩面が鏡のように磨き上げられた 貴重な地質学資料である。昭和31年(1956)に国の特別天然記念物に指定された。
その昔、高崎城が落城した時に、火災の炎が岩面に映ったと言われているそうです。
こんな山肌を登るのは人生初の経験でした。
この先は見晴台。
反対側は関東平野が一望できる。
見事としか言えない、観る価値のある絶景でした。
ここはもう、杖は使えなくて、ロープにつかまって登るしかない山道。
いよいよ山頂へ。
山頂にあるのはこれだけで、景色も見えないけれど、神様の山に登ったのは初めての経験でした。
GWでも人は少なかったので、自分のペースでゆっくり登れます。
近くには温泉施設もあるので、是非挑戦してみてください。
汗を流した後は、食事処「寝かせ玄米と糀料理 俵や」でランチ。
今は、ポピーやネモフィラが見ごろです。
今日の歩数:20000歩