2021年4月、宇江佐真理の短編集「深川恋物語」から始まった時代小説愛。
前回も書いたが、宇江佐真理を読みつくしてしまう前に、他の作家を探して山本周五郎をみつける。
この2人の作家を読んでいるうちに、澤田ふじ子、北原亜以子も読むようになる。
2021年9月、藤沢周平に出会い、もう完全に時代小説の沼から出られなくなる。
内容も、江戸を舞台にした市井の人情ものから、捕り物、お家騒動、剣客、下級武士もの、戦国時代。
そうなるとまた不安になって、次の作家を見つけておきたくなる。(病気)
2021年11月、池波正太郎の忍者ものに出会う。
この出会いは、時代小説3度目の節目になった。
池波正太郎は戦国時代から幕末まで幅広く、史実に基づくものも多い。今更ながら日本の歴史が面白くて面白くて。
で、幕末、特に新選組にはなぜか興味がなかった。自分でも理由は分からない。きっと食わず嫌い。一人一人の中に「誠」はあったのだろうけれど・・・好きになれなかったな。ほとんど本もドラマも映画も観ていない。
だから、幕末の会津藩の白虎隊は、良く知りもしないのに、悲しすぎて目を背けていたし、知ろうとしなかった。
2022年に入ってからは、ほぼ池波正太郎ばかりだったけれど、ひょんなことから会津藩にまつわる時代小説を読むようになって、幕末ものを読み漁っている。
会津藩にまつわる小説も、すごく紹介したい。
紹介したい本があり過ぎて困った。
そして、新選組の「斎藤一」だけが、最後まで会津藩と運命を共にして亡くなった。と、あって、苦手だった新選組の「斎藤一」に興味がわいて探したのが、浅田次郎の「一刀斎 夢録(上下)」。1年半前に、浅田次郎はわからない!なんて失礼なことを言っていたのに、ただいま読んでいる最中。
「斎藤一」は亡くなったとされていたけれど、生きていたのですね。
こうしてみると、時代小説を読みつくしてしまう心配はなさそうで安心です。
時代小説用語
藤沢周平あたりから、意味が分からない用語が多くなって。
「鯉口を切る」・・どういうこと?
「股立ちを取る」・・どういうこと?
いちいち調べたり、雰囲気で流したり。
良いサイトを見つけたので載せておきます。