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時代小説に夢中

熊谷達也の「我は景祐」は、明治維新の影で散ったもう一人のヒーロー



2022年11月ごろから会津藩の最期に興味を持ち始め、そこから幕末、明治維新関係を読み始めた。

 

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今年、2023年1月に、池波正太郎著「幕末遊撃隊」を読んで、新たな実在したヒーローに感動して、幕末ものはひと区切りしたつもりでいた。

 

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ところが先日、先輩ブロガーのくーさまの記事にくぎ付け。

 

www.whitepapers.blog

 

あの「邂逅の森」の作者、熊谷達也が初の時代小説?

しかも、幕末もの。

これは読むしかない。

 

幕末の戊辰戦争を、仙台藩から描いた作品。

徳川幕府から京都守護職を任じられていた会津藩は、官軍となった薩長から朝敵とされ、理不尽な最期を迎えたという認識であった。

悲劇は会津藩だけではなかった。

新政府軍となった薩長から、仙台藩をはじめとした奥羽諸藩に会津討伐の命が下る。

しかし、会津藩を救済すべく奔走し、会津藩討伐を阻止するための戦いへと向かう。

そして仙台藩は、会津に次ぐ朝敵とされ・・

 

仙台藩からみた戊辰戦争は新鮮で、とても興味深かった。

転落していく仙台藩であるが、ラストは美しく救われた。

 

でも、時代小説はやっぱり、池波正太郎が読みやすくて面白いな、と、改めて思うのだった。