山下清展を観たくて、新宿のSONPO美術館を初めて訪れた。
「ひまわり」が観れることを知らなくて、ワクワクドキドキ。
しかも、写真OKなのだ。フラッシュなしでだけど。
ガラス越しとはいえ、生の「ひまわり」に感動でした。
オーラが・・
調べたら、今年の1月に偉いニュースになっていたのですね。元所有者の遺族が返還請求していると。なんか、おかしなお話しですけど。
そして、山下清展です。
生誕100年て、池波正太郎と同級生??
迷っていたけれど、とても良いという口コミ、9/10(日)までなので、台風の中行ってきました。
小学生の時に施設に預けられた清が、貼り絵に出会ってからの目を見張るような、貼り絵の成長ぶりに驚きます。山下清のことばも響きます。
「みんなが爆弾なんかつくらないで きれいな花火ばかりつくっていたら きっと戦争なんて おきなかったんだな」
花火の作品が多いのは、そのせいなのか。
髪の毛1本1本まで、細かいこよりを使って貼っている絵は、本当にみごとです。
久しぶりに、美術館でゆっくり絵を楽しめました。
放浪の天才画家として知られており、懐かしい日本の原風景や名所を貼絵で表し、多くの人々の心を捉えました。生誕100年を記念する本展では、代表的な貼絵の作品に加えて、子供時代の鉛筆画や後年の油彩、陶磁器、ペン画などを展示し、山下清の生涯と画業をご紹介します。日本各地を自由気ままに旅する生活を好んだ清は、驚異的な記憶力をもち、スケッチやメモを取らずとも、旅先で見た風景を細部まで正確に思い出すことができました。ときおり旅から戻ると、高い集中力を発揮して、手で細かくちぎった紙片を緻密に貼り合わせることで、超絶技巧的とも言える貼絵を制作しました。そこに見られる丁寧な細部描写と豊かな色調という魅力は、油彩やペン画、水彩画など他の作品にもよく表れています。このような多彩な作品約190点、そして旅に持参したリュックや浴衣、所蔵していた画集などの関連資料を間近に鑑賞することで、49歳で逝去するまで個性的な創作活動を続けた山下清の世界をご堪能いただければ幸いです。