東京駅は経由で何度も利用しているけれど、正面からまじまじと観たことがなかったので新鮮だった。
ここから、てくてく皇居へ向かう。
とにかく、右を向いても、左を向いても、外人さんばかり。
ここへ来るには、手荷物検査があります。
富士見櫓は、慶長11年(1606)に創建、櫓台石垣は加藤清正が築いたといい、城内の現存石垣の中でも最も古い石垣のひとつです。その後、明暦3年(1657)に焼失し、万治2年(1659)に再建され、明治維新後は幾度かの改修を受け、関東大震災で大破し旧材を利用して再建されたといいます。江戸東京歴史文化ルネッサンス
今日の一番の目的は、皇居三の丸尚蔵館。
新しく生まれ変わった皇居三の丸尚蔵館の開館記念展「皇室のみやび」を訪れました。
A5判、190頁のしっかりした図録です。
平成元年、上皇陛下と香淳皇后が、昭和天皇まで代々皇室に受け継がれた品々約6000点を国に寄贈されました。それらを永く保管・公開・研究するための施設として、平成五年、皇居東御苑内の江戸城三の丸の地に、三の丸尚蔵館が開館しました。
手提げのついた箪笥で、和歌に関する様々な冊子を納めていたそうです。
観ているだけで楽しくなる香箱。
狩野永徳といったら、織田信長、豊臣秀吉という天下人に仕え安土城、聚楽第、大坂城などの障壁画を制作した画人。
ちょうど「火天の城」を読み終わったところで、織田信長に命じられて安土城の天主の大量の襖絵を描いた人と知ったばかりだったので、その人の作品にお目にかかれて感激でした。
収蔵品には、平安時代の書の逸品、鎌倉時代の絵巻のほか、狩野永徳、狩野探幽、伊藤若冲、近代では下村観山や横山大観、並河靖之、高村光雲らの作品など、各時代の代表的な絵師の貴重な作品が数多くあります。工芸は、奈良時代の法隆寺献納宝物、ほか宮中調度の名品などなど。
機会があれば、ぜひぜひ一度訪れてみてください。
現在、開催中の「皇室のみやび」は令和6年6月23日(日)まで。
動けないのかしらと近づいてみたら飛び立ってくれました。
皇居内を散策したあと、ランチへ向かいます。
ご存知でしたでしょうか。象印が「ごはんのおいしさを再発見する場所」として、大阪本店に次ぐ2号店として、2023年2月KITTE丸の内5階に新規オープンしたそうです。
「象印御膳」のメインは、「魚)鰆の幽庵焼き」「肉)キャベツのメンチカツ」「旬)桜香る鶏肉の塩こうじせいろ蒸し」3種類から選べます。そして、ご飯は3種類から2種類を選べて、お変わり自由。で、お出汁が付いてきて、鯛茶漬けとしても食べられるという、豪華版。とても美味しかったです。
次は築地へ向かいます。
築地本願寺は、建築家・伊東忠太の設計により古代インド様式(天竺様式)で再現されたそうです。モスクのような佇まいに目を奪われる。
本堂に入って左側、大理石の階段の手すりに、牛さんが出迎えてくれます。
階段を降りて踊り場の手すりには
後ろに小さく見えるのは、孔雀だそうです。
なんと、全部で13種類の動物像がお寺の各所に隠れているらしく、全部を探すことはできませんでした。
めずらしい外観の建築美、ステンドグラスの装飾や、巨大なパイプオルガン、動物の彫刻探しなど、観るだけでも十分楽しめました。
今日の歩数:20000歩