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時代小説に夢中

「デマって自分で判断ができないのか?」と、担当利用者の夫80歳に投げかけられた

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 トイレットペーパー騒ぎ

私の仕事は、「モニタリング」という利用者宅を訪問する業務がある。

Aさん宅は80歳になるご主人の話しが面白く、毎月の訪問が楽しみの数少ないお宅なのですが、いつも人生勉強になることや驚くことなどたくさん教えてもらっています。

今日は

私「トイレットペーパーは大丈夫でした?」

A「たくさん買い溜めしている人がいるって聞いたけど、トイレットペーパーとコロナとどういう関係があるんだい?」

私「デマに騙されたのでしょうね」

A「わかんねぇなぁ、デマって・・自分で判断できないのか?」

私「・・・・・(笑)」

 

私が行列に並ばなかったのは、単純に仕事が忙しく、買いに行く暇がなかった。たまたま買い置きがあったこともあると思うけど。

そろそろ落ち着いた頃かと、この週末に家の近くのドラッグストアに行ったら、いまだになかったのでまだ買えていない始末。

最悪、葉っぱでも拾ってこようかな・・なんて思ってたし

どうして冷静であったのか

担当しているAさんはとても心優しい人で、ご主人の冗談にコロコロ良く笑う。

でもそれは最近は調子が良いからで、悪い時は幻聴幻覚がひどく夜中に外へ飛び出して行ってしまう。ご主人は常にAさんを心配して一緒に過ごし、健康に良いことをいつも考えている。

面白いことを言って笑わせてくれるが、時々「生きるのは大変なことだよ」とご主人の気持ちがポロッ。

私事で恐縮ですが、長年の闘病中の家族がいるため1日1日が割と必死なので、トイレットペーパーで慌てるという心理にはならなかったのだと思います。

恐らく行列に並べる人は生活に余裕があるのではないかと。

かつて、東日本大震災の時に「日本のマナーは世界一、感動」と称賛されました。

今の日本はどのように映っているのだろうかと・・・