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時代小説に夢中

ビートルズのドキュメンタリー映画「Mr.Moonright」に泣けた


正式には、

ドキュメンタリー映画『ミスタームーンライト~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~』

2023年1月27日(金)より
東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開

 

感想は、「とても良かった」のである。

ドキュメンタリーなので、ビートルズの楽曲とかは無い。

それほど期待はしていなかった。

ピアノを弾く音楽好きの友人を誘ったので、つまらなかったら申し訳ないなぁと思いながら鑑賞。

 

友人は、映画の冒頭にかの有名なキャバーンクラブの映像が出て来ただけで、落涙したらしい。

私ほどビートルズ好きではなくても良かったみたい。

私は後半、なぜか泣けてきた。

 

なんなんだろう。

あぁ、やっぱりビートルズは素晴らしい。

ビートルズを好きでよかった。

と、改めて感じられた。

 

1966年に初来日し、武道館公演が実現するまでの舞台裏と、総勢50名以上のアーティストや著名人のインタビューは、いくらでも聞いていたいし、ワクワクだった。

 

ネタバレ

高橋 克彦さん(小説家)なんと、日本人で初めてビートルズに会ったのは東北に住む高校生の男の子だった。友人と2人、船でソビエトを経由してイギリスへ渡り、ファンクラブを訪ねたら、相手は感動してビートルズに会わせてくれたと言う。もちろん、武道館公演のずっと前だ。このエピソード、もっと聞きたいものだ。

 

コンドン 聡子さん(元日本航空客室乗務員) 日本のハッピをビートルズに着てもらうミッションをこなした人。ポールが書いた手紙を出してと頼まれ、宛名を見たら女優さんの名前だったので、それからジョンのファンになったと言っていた。

 

財津 和夫さん(チューリップ) そもそも皆が騒ぐようなものには毅然としていようとしていた自分だったが、ビートルズを聴いてしまったら、そんなことは言ってられなかったという。どっぷりビートルズでいっぱいになったと。武道館公演は、九州から十時間以上かけて列車で、靴もなく下駄で向かったと。

 

大村亨さん(ビートルズ研究家) この人は凄い。国内の新聞・雑誌182万ページを、国立国会図書館に通い分析したのである。どれくらい時間を要したのかの質問に、「長くかかると思ったけれど、そうでもなかった。5年くらいでした。」と淡々と語っていた。

 

今現在活躍している若いミュージシャンの、井口理さん(King Gnu)、峯田 和伸さん(銀杏 BOYZ)のインタビューも、とてもとても良かった。

 

1962年にイギリスでデビューした4人組のバンドは、瞬く間に世界中の若者たちを虜にしました。十数年前まで洋楽は「敵性音楽」だった日本でも、新しいモノに敏感な10代の少年少女は熱狂していきます。しかし、当時の大人たちは「あんな音楽を聴くと不良になる」「まるで騒音だ」と罵りました。そのような状況の中、4人は日本へやってきたのです。日本武道館で行われる初めてのライブということもあり、右翼をはじめ、猛烈な反対運動が起きました。警視庁は延べ3万人以上を動員し、彼らが降り立つ空港も、通る道路も全てを封鎖。教育委員会も各学校へ「ライブへ行くべからず」と禁止令を出しました。今では考えられない厳重な警備の中、1966年、日本音楽史に残る「ザ・ビートルズ日本武道館公演」は行われたのでした。

(監督:東 考育)

 

ビートルズの楽曲で何が1番好きか?

みんな好きだから難しい、初期の4人が仲良かった頃の曲が好きだ。

 

mr-moonlight.jp